「ラブライブ!サンシャイン!!」アニメ感想まとめ

 アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の各話感想へのリンクまとめです。ここをブクマしておけばいつでもアクセスできるよ!!!!! 続き以降は「ラブライブ!サンシャイン!!」13話を通して思ったこと&Twitterカードまとめです。

第1話「高海千歌のスペシャリティ」
第2話「桜内梨子が探していた光」
第3話「なぜAqoursのライブに観客が集まったのか」
第4話「国木田花丸の向こうに見えた東條希」
第5話「高海千歌が肯定した“津島善子”」
第6話「Aqoursがもう一度気づいた“人”」
第7話「Aqours、東京でひとり」
第8話「Aqoursをはじめよう」
第9話「小原鞠莉と松浦果南にもう一度訪れた“初めての出会い”」
第10話「高海千歌が最高に愛しているモノ」
第11話「渡辺曜を救った『やめない』の意味」
第12話「桜内梨子がμ’sを知らなくて良かった」
第13話「輝きは、いつも君のこころに」

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輝きは、いつも君のこころに―ラブライブ!サンシャイン!!第13話感想

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 「せーの」と合わせなくても、「Aqoursです」と9人揃ってえられるようになった。彼女たちのつながりが強くなっていることが伺えるシーンで、物語は始まりました。

 共通の目標を持ち、本当の意味でひとつにまとまることができたAqours。この大きなステージで、彼女たちが伝えようとしたことは一体なんだったのでしょうか。

 

高海千歌が見た“高海千歌”

 浦ノ星女学院の学校説明会への参加希望者は、相変わらず0のまま。「0を1にする」ことを掲げたAqoursにとって、この参加希望者を「1」にするのも目標のひとつです。

 猛暑が続く中、毎日学校にやってきて練習を続ける高海千歌たち。決して楽ではないことは確かですが、よしみ、いつき、むつの3人の目には、その姿はとてもまぶしく見えています。3人はAqoursが学校を存続させるためにスクールアイドルをやっていると考えており、その動機からすると悲壮感も漂いそうなものですが、千歌たちからそんなものは微塵も感じられません。それは、自分で定めた目標に向かって真っ直ぐ進んでいるから。ゆえに放たれる輝きが、人を惹きつけます。

 むつたちは、スクールアイドルになってAqoursと一緒に学校を救いたいと申し出ます。彼女たちだけではありません。「他にも、もっと自分たちにも何かできるんじゃないかって考えてる子、結構いるみたい」。ただ、それも使命感から来るものとはちょっと違うようです。「そんなにスクールアイドルっておもしろいのかなって」という言葉のとおり、Aqoursがスクールアイドルを心底楽しそうにやっているからこそ、「自分たちもやりたい」と思うのでしょう。

 その姿は、Aqoursを始める前の千歌そのものです。

「何かに夢中になりたくて、何かに全力になりたくて、脇目もふらずに走りたくて、でも何をやっていいか分からなくてくすぶっていた私の全てを吹き飛ばし、舞い降りた」

 千歌にとってこの「舞い降りた」モノがスクールアイドルであり、μ’sです。同じように、むつたち3人の前に「舞い降りた」のがAqours。μ’sを追うのをやめ、自分は自分だと決めた人たちだからこそ、μ’sと同じ輝きを放つことができます。

 

津島善子の“リアル”

 東海地区予選の会場に到着し、いよいよ目前に迫ったAqoursのステージ。楽屋や客席では、メンバー9人がそれぞれの思いを吐露します。

 「今こそがリアル、リアルこそが正義」と言い放ったのは津島善子です。あれだけ“ヨハネ”という虚構を振りまいてきた善子が言うのは意外に思われるかもしれませんが、ここに彼女の強さが表れています。

 善子は「今こそがリアル」だとわかっているのです。その上で“ヨハネ”でいたということは、ヨハネは善子にとって逃げる場所ではない。「堕天使」にの世界が大好きで、彼女はただただそれを表現しているだけです。だから、いつ何時も善子の世界はブレることがない。とてもキラキラしているし、強いんですよね。

 世間では「厨二病」と半ば蔑まれているものが好きな善子。でもAqoursは、自分の「好き」を目いっぱい追って、表現してもいい場所です。だから彼女は、ここに連れてきてくれた同級生に、目に涙をたたえながら感謝を伝えます。

 涙ながらに自分を抱き締めた善子を、国木田花丸は“ヨハネ”の言葉で受け止めます。TPOをわきまえるべきシーンで「やめるずら」と、都度善子のヨハネ化を止めていた彼女がこう応えたことにグッときた人は多いのではないでしょうか。

 

自分のステージに上がれるのは、自分だけ

 スクールアイドルはつながっていくものです。μ’sにあこがれてスクールアイドルを始めた黒澤ダイヤと松浦果南は、クラスメイトの小原鞠莉を誘い、浦ノ星女学院でスクールアイドルを結成しました。わけあって一時は解散となりましたが、μ’sが作ったスクールアイドルの広がりは途切れることがありません。同じように、μ’sのようになりたいと思った千歌が、再びこの学校にスクールアイドルを生み出します。

 ラブライブがあって、μ’sがいて、彼女たちに憧れた千歌がいて、そこに渡辺曜と桜内梨子が加わる。2年生3人から黒澤ルビィたち1年生に広がり、そして3年生とつながる。まるで「0」のように、ひとつの輪ができていきます。

 その輪は、Aqoursの外に広がっていきました。むつたち他の生徒たちへ、そして学校の外へ、内浦の外へ。この町や学校にある「あたたかさ」が、μ’sと出会った千歌、東京からやってきた梨子をきっかけに、ついには丸ごと外の世界に飛び出しました。それは、スクールアイドルの力によるものです。

 このスクールアイドルの力はどこから来るのか? 今を楽しむことからですよね。先代は「今が最高」と言いましたが、「今」は決してうれしいことばかりではありません。辛くて大変なこともたくさんあります。でも、そのすべてを受け止めて、楽しむ。それがキラキラすること、輝くこと、そして輝きを広げていくことなんです。千歌たちAqoursのメンバーは、それを心で理解しています。

 もう、Aqoursは追ってはいけない存在になりました。自分から輝くことを理解したAqoursは、μ’sと同じです。だから、むつたちはステージに上がれない。

 「一緒に輝こう」と千歌は手を伸ばしましたが、彼女が言いたいのは同じことをやろうということじゃない。それぞれが目標を持ち、「0」からスタートして何かを作り、キラキラしようということです。1や10、100をなぞるわけではないその道には、苦しいこと、難しいこともあるでしょう。でも、それらを全部受けとめて楽しんだ先に、輝きが待っています。その人にしか作れない何かが生まれるのです。

 ステージに上がれなかったむつたちは、そして僕らは、自分たちの進む道を自分で見つけなければいけない――いいえ、見つけた方が絶対に良い。そうすれば、必ず輝ける。だから、Aqoursは最後にこう言うのです。

 君のこころは、輝いてるかい?

桜内梨子がμ’sを知らなくて良かった―「ラブライブ!サンシャイン!!」第12話感想

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 ラブライブ予備予選を突破したAqours。PVの再生数も15万回を突破しており、コメントも好意的です。予選の好成績で学校の名前も広まるはずでしたが、しかし9月に予定されている学校説明会への参加希望者はゼロのままでした。

 μ’sはこの時期には既に廃校を阻止していたと渡辺曜から聞いた高海千歌は、自分たちはどうすれば廃校を阻止できるのかと悩みます。「東京みたいに、放っておいても人が集まる場所じゃないんだよ、ここは」と松浦果南は場所を一因としますが、千歌はその上でスクールアイドルをやっていると言って聞きません。

 ついには、一人で考えると飛び出していった千歌。彼女の中途半端を許さない性格が、のちにAqoursを本当の意味でμ’sたらしめることになります。

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渡辺曜を救った「やめない」の意味―ラブライブ!サンシャイン!!第11話感想

sunshine11

 聞いた話で恐縮なのですが、女の子には「仲が良いと思っていた子が別の子と仲良くしていると妬いてしまう」現象があるそうです。男性である自分の過去を振り返ってみると、確かに疎外感を覚えることはあっても、嫉妬を抱いたことはほとんどないように思います。女の子特有の心情なのかもしれません。

 渡辺曜は、そんな「普通の女の子」らしさを持つ高校2年生でした。

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高海千歌が最高に愛しているモノ―ラブライブ!サンシャイン!!第10話感想

sunshine10

 「やっと逃げるのを諦めた?」

 小原鞠莉が、頑なにスクールアイドルに復帰しない松浦果南を焚きつけようと口にした言葉です。現実と向き合う気になったかと、強い口調で問うています。

 東京の学校から転校してきた、ピアノが大好きな少女・桜内梨子もまた、この言葉を耳にしました。彼女には、東京でのピアノコンクールで、曲を弾けずにステージを後にしたという苦い過去があります。ピアノから“逃げた”過去です。

 あれからいくつかの月日が流れた今、梨子は何と向き合っているのでしょうか。

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ばかいぬ

とあるゲーム情報サイトで働いている編集・ライター。野球とサッカー、「ラブライブ!」を愛してやまない、考えることが大好きな人です。最近はモノを減らすことに熱心。

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