野球

【レジェンドシリーズ】恩師と日本ハムファイターズ VS. 南海ホークスを観てきました

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レジェンドシリーズ! パ・リーグ6球団が往年のユニフォームをまといながら試合をする、オールドファン垂涎のカードです。

ジャイアンツファンの僕がなぜこのカードを選んだか。実は、恩師が南海ホークスのファンだったのです。特に広瀬叔功が好きだとのこと。もう15年ほどお世話になっている方なのですが、今回改めて恩返しする機会を作ろうということで、お誘いしたのです。

 

バッターは中村バッターは中村。この日、決勝の3ランを放ちました

席はS席を用意。+500円でファイターズのレジェンドユニフォームがいただけるということで、ユニ付きのチケットにしたのですが、恩師に着ていただくのはもちろん、南海ホークスのものを用意しました。

この日のためにホークスオフィシャルから南海ユニフォームセットを調達! なんとユニフォームにタオル、クッションつきの豪華セットです。福岡からだったので、間に合うか少々不安だったのですが、無事に届いてくれました。

「球場で南海ホークスのユニフォームを着るのは初めて」と恩師。たいそう喜んでくださって何よりです。しっかりFacebook用に、グラウンドをバックにスナップも撮って、「最高の一日だった」と記してくださいました。いやーよかったよかった、計画成功!

4回に一挙6点を取られた直後、円陣を組む三塁側ベンチ4回に一挙6点を取られた直後、円陣を組む三塁側ベンチ

俯瞰が好きなので、いつもドームでは大体2階席に座ります。1階は防護ネットがちょっと邪魔だなと思っちゃう。でも、自分の座っている方角から外野へ飛んでいくライナー、フライ、細川の2ランホームランを観てると、1階席もいいなーって思うようになりました。なんか、すっごく気持ちいい。

特にホームランなんて、スッコーンと遥か彼方100m以上先までボールが飛んでいく。1階から観ると、まるで半分自分が飛ばしたような感覚になって、とても気分がいいですね。ホームランを打って、打球の行方を目で追う時ってこんな気持ちなのかなって思いました。

ルーキー山中。緊急登板で見事結果を残しましたルーキー山中。緊急登板で見事結果を残しました

レフトスタンドの応援が面白かった。いつもよりゆっくりとしたテンポで応援歌を奏でていました。「かっとばせ〜○○!」のあとに「日ハムたっおっせーオゥ!」。多分、南海時代の応援なのでしょうね。6回まではずっとこれで、少しゆるいテンポがどこか牧歌的な雰囲気を醸しだしていました。

そしてホークスの選手のすそは全員オールドスタイル。ズボンを膝まで上げるスタイルです。恩師いわく、昔のユニフォームは伸縮性がなかったから、今みたいに伸ばせなかったんだとか。ブーツカットみたいにすそを伸ばすと足が長く見えるけど、オールドスタイルは俊敏なイメージですね。個人的には、オールドスタイルの方が好きかな。

ピンチを脱してハイタッチで迎えられる森福ピンチを脱してハイタッチで迎えられる森福

実は、恩師の身体はあまり調子がよくないのです。余命何年とか言われちゃうぐらいの身体です。単純な動機だけれど、『ブラックジャックによろしく』を読んで、生きているうちにやれることをやらなければ、いなくなってからでは後悔するのだと思い、この野球観戦を企画しました。

病気をもちながらも、まだ一線で活躍しており、そうそう時間も取れる方ではありません。言いたくはないけれど、これが最後の野球観戦かもしれません。死を意識すると、すべてが有限に思えるということをつくづく感じています。

でもその最後かもしれない試合が6時間1分。さすがに4時間40分ほどで出ましたが、こんなに長く一緒に野球を観られたのは、僕にとってとても大きなプレゼントだったかもしれません。普通の試合よりもずっと長い時間、お互いに大好きな野球の話をすることができました。

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