終わってからしばらく経ってしまいましたが、「リトルバスターズ!」「ラブライブ!」の感想を完走しました。アニメの感想を外向きに書き続けたというのは、人生で初めてのことでした。
初体験というのは本当に色々な新しいことが見えるものです。もっともっと長く続けていらっしゃるブロガーさんもいっぱいいらっしゃいますが、逆に初めてやって、初めてをやり終えた今、書けることもあります。それを残しておこうかなと……!
感想の切り口
感想を書いていて我ながら興味深いなと思ったのは、「僕は人間から観ていく」ということでした。
これも発見だったのですが、ただ観るのと、感想を書こうとして観るのは全然違うのですね。実感しました。アウトプットにつながるものを探しながら観るので、気の持ち方がまったく異なるのです。(だから最初はただ楽しむだけに観て、2回目以降は感想を書くために繰り返し観ていました。)
アニメは本当に色々な要素が詰まっています。ストーリー(脚本)や演技、キャラクター、コンテ、演出、音楽……。感想を書く人は、モニタの中にせよ脳内にせよ、お話をもう一度再生し、必ずどこか切り口を見つけてから書いているはずです。それを見つけるのが、さっき言いました「気の持ち方」だと思います。
僕の場合は切り口が「人間」でした。なぜか。人間の心情とか大好きなんです。
この人はこんな気持ちだったからこう言ったとか、あんな行動を取ったとか、考えるのがすごく好きです。生物学的な体内構造とはまた違った人間の「仕組み」を見ているような気分になるのです。(だからといって実生活でもそんなことばかりしているわけではないのですが……「好き」と「いつもやっている」って、異なるものですから。)
だから、観たアニメについて何か書こうと思った時に、例えばそのお話でメインになったキャラクターの心情や行動、言動を追っていくんですね。そこが僕の切り口なのです。大好きだった、現代文の長文読解をしているようなものですね。
これは恐らく、感想を書いていなければ気づかなかったでしょう。自分の、アニメとの付き合い方が初めてわかった気がしました。
人間か、キャラクターか
もうちょっと踏み込んで書きます。キャラクターの心情や行動、言動をひっくるめて「人間性」と置き換えます。人間性を追いかける上で、スタート地点は2つあります。ひとつは、キャラクターから発せられた行動や言動。もうひとつはキャラクターの「キャラクター性」です。
川の下流からか上流からかみたいな話なんですが、僕は、発せられた行動や言動から人間性を読み取るのが正解だと考えています。
「ラブライブ!」12話で、穂乃果がμ’sを辞めると言い出したことで賛否両論飛び交いました。あの時は巷に出ている批判的意見も読んだ上で感想を書きました。一番引っかかったのは、「こんなの穂乃果じゃない」という意見だったんです。
それに、これは「僕は」と最初につく意見ですが、僕は彼女らを「キャラクター」として消費しようとは思いません。「人間」として観たい。一面性で終わらないのが人間です。だから、穂乃果がああなってもおかしいとは思わない。人間ですから。
手前味噌を重々承知で、12話の自分の感想から引用しちゃいました……。ですが、これが、僕が30話以上感想を書いてきてたどり着いた、自分の根幹のひとつなのだと思っています。
「こんなの穂乃果じゃない」という方は、恐らく穂乃果を「穂乃果というキャラクター」で見ているはずです。だから、「穂乃果というキャラクター」に当てはまる行動や言動を取らないと、途端にキャラクター性が崩壊したように見えてしまう。
でも、いつも同じ顔、同じ性格でいられないのが人間です。むしろ、だからこそおもしろい。色々な面を見せてくれて、「ああこの子にはこういうところもあるんだ」って、その子について知っていることが増えるのが楽しいのです。
これは、今後また別の感想を書いていく上でも重要な、僕の「基準」です。自分の中の基準に気づけたのがまたよかった。
反応は嬉しい
やっぱり嬉しかったのが「感想の感想」ですね。自分が書いた記事に反応をいただけるのがすごく嬉しかったです。
特に「ラブライブ!」は作品の反響の大きさも相まって、主にTwitterで記事へのリアクションを多くいただきました。理事長が生徒会活動を許可しない理由を書いた7話、ダメな穂乃果をなぜ描いたかを書いた先ほどの12話、あとはストーリーの感想じゃないのですが、絵里推しから観た希の魅力を書いた記事がヒット(当社比)しました。「完璧な考察」「優しい教授の授業を聴いてるみたい」なんて、もったいないくらいのお言葉をいただいたり……えへへ! 本当にありがとうございます。
でも、もちろんこれらを目当てに書き始めたわけではないです。自分が観たアニメとそこで感じたものを残しておきたくて始めたものですから、言い方は悪いかもしれませんが、あくまで副産物的です。むしろ、こんなに反応をいただけたことが想定外すぎて驚いています。
こうして感想を書くことで、何かを残すのは面白いことだなって再認識しました。自分の深化(進化?)にもなるし、残してきた何かがきっかけで思いもよらない展開が生まれたり。ブログという媒体はうってつけの存在だと思います。皆さんもぜひぜひ!
先ほど挙げた3本の記事は、自分で読んでいても正直面白いと思います。そういう記事を、もっと増やせるようになりたいです。ウケを狙うより、僕が読んで楽しい僕の文章。これでお金を稼いでいるとなれば話は別ですが、そうじゃないですもんね。今は自分が自信をもって紹介できるような記事を増やすことを、目指していきたいな!
はじめまして。
ラブライブ!の感想を書いているブログを探していたらこのブログに辿りつきました。
穂乃果達をキャラクターではなく人間としてみているという考えにとても共感できました。
12話で穂乃果がアイドルをやめると言い出したときはとてもビックリしましたが、
穂乃果に対して起こった出来事などを考えると、とても人間らしい反応をしているなぁと思いました。
また、ラブライブ!本編の考察もとても深く考えられていて、大変参考になります。
アニメの感想を書くのが初めてとは思えないほどの記事ばかりです。
長文コメント失礼しました。
これから書かれる記事も楽しみにしています。
最後に個人的なお願いになってしまうのですが
この記事の一部の文章を自分のブログに引用させてもらえないでしょうか。
(もちろんブログ名などの情報は明記します)
はじめまして! いらっしゃいませ~
コメント、そしてお褒めの言葉をいただき、とっても嬉しいです。ありがとうございます!
そうなんです、キャラクターとして見ると、当てはまらないところは受け入れ難くなってしまうのですが、
人間として見ると、むしろ新しい一面を見つけられて仲良くなったように感じられるんですよね。
「人間らしい反応」と捉えていらっしゃるのは、すごくいいなぁだと思います。
引用して使ってくださるとのこと、こちらもありがとうございます。
引用元として表記をしてくだされば大丈夫ですので、この記事でも他の記事でも、
いくらでもお使いになってください! よろしくお願いします〜。
あっ、もしよろしければ、お書きになった記事をお知らせくださると嬉しいです(*´∀`*)
お返事ありがとうございます。
とても丁寧なお返事をくれて嬉しいです。
引用のお願いを快く承諾してくださってありがとうございます。
自分の記事を書いたら、またこの記事にコメントを書きにきます。
(今週中には書き終わると思います)
すみません。
前回のコメントに名前を入れるのを忘れていました。
またコメントを書きにきますのでよろしくお願いします。
Kawaさん、ご連絡ありがとうございます!
こちらこそ、自分のブログを引用していただけるなんて初めてで、
なんだかこそばゆいと同時に嬉しい気持ちです。
Kawaさんのエントリも楽しみにしています!
またよろしくお願いします~(*´∀`*)
こんばんは。
記事を書き終わったので報告に来ました。
アニメ版 ラブライブ!について思ったこと (人物編) – メモどろっぷす
http://memodoro.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
記事を引用させて頂き本当にありがとうございました!
Kawaさんこんばんは!
アップのお知らせをくださり、ありがとうございます〜!
早速読ませていただきます(*´∀`*)
そして、今更ながら気づいたのですが……。
記事をTwitterでRTしてくださっているkawa0x0Aさんだったのですね!
いつも本当にありがとうございます。すごく嬉しいです!
ばかいぬ様こんばんは。
すごく丁寧なコメントを書いてくださってとても嬉しいです!
TwitterのIDはこちらこそ早く言えば良かったですね~
もしかしたらTwitter経由で感想を送るかもしれないので、その時はまたよろしくお願いします。
こちらこそ、ステキな記事を読ませていただき、ありがとうございました(*´∀`)
感想をいただけるのはすごく嬉しいです! Twitterでもコメントでも、こちらこそまたどうぞよろしくお願いします~。