紳士靴の店員さんが教えてくれた革靴の基本的なお手入れ

紳士靴の店員さんが教えてくれた革靴の基本的なお手入れ

 

駅の階段で、前をゆく人の靴をつい見てしまいませんか? つい見てしまう……というよりは、どうしても視界に入ってしまうもの。つまり誰かの靴を見ない日はなく、逆に自分の靴も日々誰かから見られています。

「足元を見られる」という言葉もありますが、どんなにスーツがきっちりキマっていても、履いている革靴がボロボロでは台無しです。しかし靴がきちんと手入れされていればカッコいいですし、ビジネスや就職活動でも「この人は肝心なところにも気を配れているな」と思ってもらえます。

でも革靴なんて今までまともに手入れをしたことがない……そんな方々に、僕がマルイの某店舗でお聞きした、初心者向けの基本的な革靴をケアする方法をお伝えしましょう。これでシワや汚れともさよならです!

 

そもそも1足を履き続けるスタイルが間違い

以前アンチスーツ派だった僕はスーツや革靴にまったくお金をかけたくなくて、安い革靴1足をひたすら履き続けていました。しかしそれが間違い!

革靴は1日履いたら2日は履かないでください。その2日の間に、吸収してしまった汗などが消えていきます。履き続けてしまうと、その時間がなくなるのです。

靴屋の店員さんによると、3足揃えてうまくローテーションさせるのが基本なのだとか。その上で後述する革靴のケアをやっておけば、履きつぶすごとに買い換えるよりむしろ経済的になるのです。高い革靴なら、なおさらですね。

 

革靴のケアに必要な道具

革靴のお手入れをするためにどんな道具を揃えればいいですか? と訊いたところ、以下の3点を勧められました。

ブラシ

ブラシは靴についたホコリを落としたり、お手入れの最後につや出しをするために使います。

ひとつ買っておけば、破損したりなくしたりしない限り、ずっと使えます。靴の修理屋さんは、この毛が半分以上すり減っても普通に使っていますよ。

1本持っておけばいいというのはありがたいですね!

乳化性クリーム

革靴用のクリームには、色つきのものとそうでないものの2種類があります。僕は色のついていない、カラーレスのクリームを購入しました。

色つきクリームは、例えば革靴に傷がついた時に埋めることができます。ただしその色の靴にしか使えません。カラーレスは色埋めできませんが、どんな色にも使えますね。

シューキーパー

話を聞いている限り、一番大事なんじゃないかと思ったのがシューキーパーです。履いていない間に革靴に入れておき、型崩れを防ぎます。どうしてもできてしまう足の甲部分のシワを軽減するだけでなく、汗やにおいを吸い取ってくれます。シューキーパーは革靴を長持ちさせてくれる大事な存在なのです。

ただし、しわを軽減できるのは買って間もない靴だけです。しばらく履いた靴に入れても、しわを伸ばして復活させることはできません。でも、こちらもブラシと同じくずっと使えるものですので、使いまわす靴のぶん買っておけば安心です。

 

お手入れの手順

さて、いよいよお手入れの手順です。といっても基本的なものなので、そんなに難しいことも手間のかかることもしません。「それでも、お話を聞いているとやはりやっていらっしゃらないお客様が多いですね。これだけでもやっておけばデキる男ですよ」とは店員さんの弁。

 

  • 帰宅したらブラシでサッサッとほこりを払う
    まずはクリームを塗る前に、靴の表面についた汚れやほこりを払います。
  • シューキーパーを突っ込む
    手を入れるのではなく、きちんとシューキーパーを入れてお手入れします。しわも伸びるので、革靴全体にまんべんなくクリームを伸ばすことができます。
  • 綿100%の布でクリームを塗る
    適量を布にとったクリームを、見えなくなるまできちんと塗り込みます。ものにもよりますが、僕が購入したものは小指の爪程度の大きさで十分に1足ぶんになるのだとか。「半年~1年は絶対もちます。それより早くなくなったら、使いすぎたんだと思ってください」。ちなみに布は一緒に売ってたので買っちゃいました。綿100%なら良いので、スーパーなどでも買えますし、お古の下着などでも大丈夫です。
  • もう一度ブラシをかける
    最後に再びブラシが登場。ザッザッとかけてつやを出します。 そーっとやろうとしなくても平気です。ザッザッと。実際にやってみると、本当にツヤツヤになります。初めてやった時には「おおっ」と驚くことうけあいです。

以上です。いかがでしょう、結構かんたんですよね! 基本的とはいえ、これだけでデキる男カテゴリに入れます。ちなみに、クリームを塗るのは5回はいたら1度やるくらいでいいそうです。つまり前述の3足ローテーションなら、2週間に1度くらいの割合で塗ればOK。毎日のお手入れは、帰宅→サッとブラシ→シューキーパー突っ込む、だけで十分です。

 

考えてみれば…

僕にはとても馴染みのある革製品があります。野球のグラブです。店員さんのお話を聞いていて気づいたのですが、革靴のお手入れってグラブのお手入れと同じなんです。汚れを落として、保革クリームを塗って、(グラブなら) ボールを入れたままにして型作りをする。同じ革製品なんですよね。

そう考えると「最初は面倒かもしれませんが、やっていくと習慣化して愛着も湧くようになります」との言葉もうなづけます。グラブも然り。 ただの道具から、愛用品に変わっていくのですね。

最後に! 例え汚れが過ぎてしまったり、ソールが削れてきたり、表面が傷ついたりしても、靴の修理屋さんに持っていけば買い直すよりもずっと安価に延命させてくれます。今日行った店舗も修理屋さんが併設されていて、僕のボロボロ革靴を預けてみました。表面の磨きだけお願いしたのですが、840円で見違えるようになって帰ってきました。

普段のお手入れもこういった修理も、靴の値段にかかわらず同じなんです。なので買い換えるより、お手入れの方法を知っていたり、こういったリペアを頼むという選択肢を持っていると良いと思いますよ!

 

 

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By 匿名

    貴重な情報ありがとうございました!

    • By bakainu

      こちらこそありがとうございます。
      ぜひ参考になさってくださいー!

  2. By 匿名

    「革靴 手入れ」でググったら、このページにたどり着きました。
    よい店員さんに巡り合えて、知見を得ることができてよかったですね。
    僕もファッションにすっっっごく疎い+安物のスーツ&靴=ダラリーマンなのですが、
    一念発起して、先日阪急メンズにて「シェットランドフォックス」の靴を買ってしまいました・・・
    黒のストレートチップ。結構しました(汗
    しかし手入れをどうしたもんかと思い悩んでましたが、とても参考になりました。
    ファッションって極めればきりがないしコストもかかるけど、逆に何もメンテしなければすぐに傷む。
    でもきちんとケアしてあげれば、靴もスーツも寿命を延ばすことができるんですね。
    ハンズでケア用品一式揃えてみます。有益な情報をありがとうございました。

    • By ばかいぬ

      >匿名さん
      記事を見つけていただき、またコメントまで残してくださり、ありがとうございます!

      シェットランドフォックスとは、良い革靴を買われましたね!
      靴に限らず、革製品はお手入れさえすれば何年も、十何年も使えます。
      ヨーロッパでは世代をまたいで受け継いでいくそうです。
      シェットランドフォックスの革靴も、お手入れを重ねて、長いお付き合いにしてくださいませ!

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