にっこにっこにー☆ にっこにっこにー☆ にっこにっこにー☆
……ハッ! 気づけば繰り返していました、にっこにっこにー☆ こんなん30回も50回もやってたら一日中頭から離れなさそうです。恐るべし世界のYAZAWA……。
そんな宇宙ナンバーワンアイドル・にこにーを、μ’sはどうやってメンバーに入れたのでしょうか。
前半は練習場所の確保や部活にすることに奔走するμ’sに、にこにーが絡むという構図。いきなり解散しろと言ったり、すごい変装(うんちうんちー!)で盗み聞き&盗み食いをしたり、にこにーにとってμ’sは何かと気になる存在の様子。そんなにこにーがちょろっと本音を出したシーンがありました。雨の中で一緒に帰っている時、名案を思いつく穂乃果たちに対して、
「フン、なに仲良さそうに話してんのよ」
羨ましいのですね。
同級生の希が語ってくれたように、にこには1年生の時にスクールアイドルを結成した過去があります。しかし、目標の高いにこと他の子では温度差があり、にこ以外のメンバーは全員やめてしまいました。いつ頃そうなったのかはわかりませんが、長いこと部長ひとりのアイドル研究部だったのでしょう。せっかくの高校生活なのに、それはやっぱり寂しい。寂しさを長く背負い続けてしまうと、なかなか素直になれないものです。
にこはμ’sを邪険にします。「甘い」「出ていって」。にこはアイドルというものに誇りとこだわりがあるのです。それだけ、アイドルが好きなんですね。そんなにこに対して穂乃果たちが繰り出したのが、ああいう手です。
実況しながら僕も言ったのですが、一見力づくに見えます。ただ、ちょっとニュアンスが違うふうに僕は思うのです。つまり、μ’sは「自分たちはにこ先輩の温度、価値観についていける。絶対にやめたりしない。だから教えてほしい」とアピールしたのです。冒頭で「μ’sはどうやってメンバーに入れたのでしょうか」と書きましたが、正確には違う。にこを仲間に入れるのではなく、にこの仲間になったのですね。
すごく相手を尊重しているやり方だと感じました。穂乃果ちゃんが海未ちゃんとの過去を引き合いに出していましたが、同様に「仲間にしてあげた」「してもらった」という関係でもいけないわけです。相手を同じアイレベルまで上げて、あるいは相手と同じアイレベルまで下がって、対等な関係をスタートさせる。ステキなやり方です。
最後に涙ぐむにこにーに、こちらももらい涙。今まで「部活の友達」がいなかったことを考えると……にこにーよかったねぇ、よかったねぇ!
そしてにこにーの口から飛び出したこの名言、書かないわけにはいきません。
「アイドルっていうのは笑顔を見せる仕事じゃない。笑顔にさせる仕事なの」
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その他色々と。
凛ちゃんは何でも楽しいお年ごろだねぇ。にこにーを追いかけることすら楽しそうでした。まぶしいぜ。ああいう子がひとりいるとグループは和らぐよね。
花陽ちゃん、多分にこにーほどではないけどなかなかのアイドルオタクぶり……! 「す……っげ!」がとてもよかった。
明らかにあのサインはことりちゃんのものだったけど、マジでことりちゃんがミナリンスキーさんですか! カリスマメイドなんですか! 非常に気になります。後々明らかにされてきますでしょうか。
のぞみんのアシストぶり、スルーパスぶり、もう完全にトップ下の10番です。μ’sのこともそうだけど、同学年としてにこっちのこともずっと気にかけていたんじゃないかなぁ。自分で手を出していない分、やり方としては回りくどかったかもしれないけど、一番いいところにお互いを落とした印象。いい子やん。
今まで花田十輝さんが5話すべて脚本を書かれているのですが、コミカルな前半からシリアス(暗いのではなく、マジメ、真剣)な後半へという流れが毎度必殺技のように決まっています。同時に、問題があって課題があって、最後にスパパンと解決するという流れも。こういうのが得意な脚本家さんなのかなーと思ったり。「ラブライブ!」で初めてスタッフさんにも注目しようと思ってアニメを観始めたので、まだまだ勉強不足ですが、他の作品でもお見かけしたら注意して観てみよっと!
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さてさて来週は3連休の中日で、放送時は箱根にいる予定です。多分だけど、観られない……! エリチカ回だったらどうしようと思ったのですが、そこまでではないかな? 7+2人全員でのお話でしょうか。帰宅する月曜日の楽しみにとっておきます! まかり間違って箱根までMXの電波届かないかな〜〜