イベントレポート

2014年10月19日から見事な成長を遂げたMJのμ’s

 前回のMJ出演は2014年10月19日。正直、不完全燃焼で終わっていたと思います。収録に参加した友人によれば、機材トラブルがありながらそのまま進められてしまったとのこと。「それは僕たちの奇跡」の出だしを新田恵海さんが外したのもそれかもしれません。

 ただでさえ難儀な踊りながらの歌唱も、緊張のせいかいつもより声が出ていないようにも思えました。先頭バッターが倒れた影響が全体に伝搬したような印象……記念すべき国営放送デビューでしたが、改めてステージの怖さ、グループでパフォーマンスすることの難しさを感じさせられました。

 

 あれから1年。μ’sは再びNHK「MJ」の舞台に戻ってきました。南條愛乃さんは欠席でしたが、ビデオを通じてのコメントと曲フリでしっかり参加。9人でμ’sが歌ったのは、前回と同じく「それは僕たちの奇跡」でした。

 始まる前は、もう自分の子どもを見るかのような気持ちで見ていました。前回先述したようなことがあったので出だしが勝負と思っていたのですが、新田さんが見事な入りをして一安心。去年とは打って変わって、μ’sは安定したパフォーマンスを見せます。

 前回は「とにかく全力で」という心意気が伝わってきたのですが、それが逆に力んで声が出なくなってしまう一因になっていたかもしれません。そこを踏まえてなのか、今回は適度にリラックスしていこうという意図が、特に三森すずこさんのダンスから伺えました。

 自由に動ける間奏で各人が何をするかが楽しみなこの曲、楠田亜衣奈さんの「バキューン!」、三森さんとPileさんの投げキッスが見どころになりましたね!

 僕がμ’sのパフォーマンスのバロメータにしているのが、楠田さんなんです。楠田さんが思い切り動けている、笑顔がはじけているときは大丈夫。見ていて安心できるんですよね。「KiRa-KiRa Sensation!」サビの最後「おいでよ!」も伸びやかに声が出ていました。

 この曲、アニメのときはピンと来なかったのですが、5thライブやファンミーティングで実際に歌い踊っているのを聞いてからお気に入りになりました。曲自体というより、この曲とあの振付でパフォーマンスをしているこの子たちが好きです。

 驚くべきは、最後の「僕らは今のなかで」を含めて今回3曲を披露したということ。この番組、1曲で出番が終わるアーティストのほうが多い中、3曲やらせてもらえたというのは最大級のリスペクトではないでしょうか。μ’sがここまで積み重ねてきたものが、きちんと評価してもらえたのです。

 そして、評価されるだけじゃない。その評価に値するモノを見せなければ意味がないのです。敢えてこう書きますが、前回の「失敗」を踏まえた上で、今回は見事なパフォーマンスを見せてくれました。

 これができるからμ’sは強い。どこまでも続く彼女たちの「成長」こそが、μ’sを見続ける中での大きな大きな醍醐味なのです。

POSTED COMMENT

  1. 拓ちゃん より:

    私も固唾を呑んでON AIRを見守っておりました。

    最初、「それは僕たちの奇跡」の最初で2年生3人、1年生3人と来て、3年生2人だけが映った際、ちょっと寂しさを感じましたが、最後にはフォーメーションにできる空間の中に、南條さんの姿を幻視していました。
    ライブBDを観まくってた後遺症かもしれませんがw

    でも、そのくらいの完成度で見事にやりきってくれていたのを見て、感動していました。
    三森さんのはっちゃけ具合が結構よくて、おまけにPileさんの投げキッスにもうヤラれてしまっておりました。
    衣装もキラセンのが動きやすくてシャープに見えていた気がしました。
    そして、自分的に一番鳥肌だったのが、『みんなの想いが導いた場所なんだ』の一節で、
    スクリーンの真姫ちゃんとPileさんが同じフレーム内でシンクロして映った瞬間でした。
    OPでも一瞬映っていたそのシーンは、自分的には屈指の名場面だったなーと思うと同時に、
    あのシーンをOPでクリッピングしていたNHKスタッフにはGJ!を贈りますw

    それにしても……
    MJ SPECIALの枠の中で、NMB48を前座に(ぉ
    そこそこの尺をもらえていたというのは、特筆モノですね。

    こうなると、来月BSプレミアムで放送される予定のμ’s特番も楽しみですね。

    • ばかいぬ より:

      拓ちゃんさん

      おっしゃるとおり、この場で本当に完成度の高さを見せてくれましたね!
      最近のμ’sでの三森さんのはっちゃけ具合は見ていて楽しくなりますね〜。
      真姫とPileさんのシンクロは美しかったです! ファンにはたまらない一瞬だったでしょう。

      本当に、ここまで尺がもらえるとは誰しも思ってなかったんじゃないでしょうか。
      NHKがどれだけμ’sに迫ってくれるか、ものすごく楽しみです!(*´∀`*)

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