12月20日、新木場のSTUDIO COASTにて行われた「第1回 南條愛乃オフィシャルFCイベント ごきんじょるの町内会 2015 ~町をあげてのクリスマス会~」昼の部に行ってきました。
STUDIO COASTは、ライブはもちろん、テレビや映画、スチールカメラのの撮影、展示会やファッションショーでも使われる多目的ホールです。ホールだけでなく、アイランドバーあり、テント(といっても普通の建物のような大きさなんですが)あり、プールありと、さまざまな用途に応えられる設備が揃っています。
会場でお会いしたまなめさんによれば、KOTOKOさんのライブが行われていた地でもあるそうです。キャパシティはスタンディングで2,402人。整理番号を見る限り、今回は多くて1,500人ほどかと予測します。しかしファーストライブといい、南條さんのイベントは今後ベイエリアが定番になるかもしれませんね。
ステージだけじゃない南條さんのFCイベント
南條さんのFCイベントはただステージイベントをこなすだけでなく、展示コーナーやドリンク、フードの提供など、さまざまな仕掛けで楽しませてくれました。
まずは上記の“テント”に展開されていた展示コーナー。写真はNGだったので撮れなかったのですが、南條さんがライブで着ていた衣装3種が置いてありました。うち2つは本人が衣装考案時に描いたスケッチも一緒に展示されており、ほぼスケッチのとおりに再現されていたのが印象的でした。プロってすごい!
一方「ジョルメディアファンタジー」で着用していた青いジャージもありました。衣装と違ってボリュームが出ないこともあり、本人のサイズがリアルに感じられる一品。ちっちゃい!
またアニサマやアニマックスミュージックで着たこだわりのリメイクTシャツや、CDジャケット撮影で付けていた小物もショーケースに入っていました。ライブTシャツはそのままでは絶対に着ないそうで、お洒落さんのこだわりが見て取れます。
ライブやステージでは遠くに見えていたものが目の前にあって、興味津々。ついまじまじと見つめてしまいました。
ちなみに同じエリアに「南城一間」のセットを再現したエリアがあり、当選者は実際にセットを体験したり、記念撮影をすることもできました。あいにく当たりませんでしたが……。
飲食は改善の余地あり?
フードコーナーでは、焼きそばやフランクフルト、タコスといった定番のメニューに加えて、南條さんオススメの素餅入り豚汁や磯辺焼きもラインナップ。磯辺焼きは素餅に変更することもできましたが、どんだけ素餅好きやねん。
ただフードコーナーといってもケータリングカーが1台来ていただけで、100人〜200人近く並んでいた人たちをさばくのはなかなか大変そうでした……せめてもう1台あると良かったのですが。
屋内のアイランドバーでは一般的なアルコール飲料、ソフトドリンクのほかに、南條さんが考案したノンアルコールカクテル「だって南條さんは白魔道士なのだから」も登場。ヨーグルトベースでいちご風味の飲み物です。珍しく(?)あまあまで美味しかったよ!
欲を言えばあったかい飲み物もあれば良かったのになーと思いました。というのも、会場準備の関係で一時的に数十分〜1時間ほど屋外で待たなければならない時間があったんですね。僕はケータリングカーに並んでいたので苦ではなかったのですが、その間はお手洗いにも行けないし、STUDIO COASTの外にも確か出られなかったはずだし……。せめてホットドリンクがあれば、それを片手にもっとごきんじょさん同士の交流も生まれやすかったかなーなんて思います。
ライブではあの名曲をカバー
ステージイベントでは、今年の南條さん重大ニュースを振り返ったり、みんなでクイズ大会をしたりと、少々意外だったくらいトーク部分が長かったです。重大ニュースでは写真集やトレーディングカードの発売、ホールズの実写CMに出演と、南條さん本人が表に出たシーンが多く挙げられ、「私、声優なんですよ」と言って会場を笑わせる一幕も。
南條さんにとって特に印象深かったのは、大好きな「ファイナルファンタジーXIV」にクルル・マイア・バルデシオン役で出演したことだそう。ラジオが始まったのも今年ですし、南條さんにとっては「好き」を形にしてきた1年になったのかもしれませんね。
印象深かったのは、南條さんがごきんじょさん(観客)の声をよく拾っていたこと。他のイベントよりたくさんお客さんと会話をしていたように思います。「ファンクラブイベント」ですから、南條さんもライブなどよりさらに近い距離感を作りたいのかなあと思いながら見ていました。これに限らず、今回は彼女のやりたいことがかなり色濃く出ていたイベントだったように思います。
ライブパートでは“お色直し”をして、クリスマスに合わせて聖歌隊の少女のような衣装で登場。南條さんが姿を現す前に男性4人による「きよしこのよる」の混声合唱が行われたのですが、まさか楽器隊だったとは思わず大変驚きました。
「黄昏のスタアライト」「きみを探しに」といった、早くも定番になりつつある楽曲が盛り込まれるなか、スペシャルだったのは2013年に発売されたオムニバスCD「Twinkle Voice 〜声の贈り物〜」に収録されている、中島美嘉さんのカバー曲「雪の華」が披露されたこと。中島さんとはまったく異なるベクトルでこの曲を表現しているなぁと思いながらよく聴いていたのですが、まさか生で聴けるとは! とってもうれしい体験でした。
これまで声優さんのライブにありがちな特定の色を決めてこなかった南條さんですが、今回から「いろんな色になれるから」ということで「白」にしたいと表明。ごきんじょさんたちも早速ホワイトのペンライトでライブパートを盛り上げていました。
個人的には何色にも決めないのがいいなぁと思っていたので、ちょっと残念。本当に多彩な楽曲を多様な表現で歌えるかたなので、みんなが思い思いの色を掲げているのが好きだったんですよね……。とはいえ、さまざまなフェスイベントにも出るアーティストなので、ひとつ色が決まるのはいいことなのかもしれませんね。
おみやげはバスソルト
最後は購入したもの、いただいたものを紹介! 会場ではもちろん物販も行われていて、僕は卓上カレンダーとパンフレットを購入しました。同人誌を作るようになってから、こういう印刷物をついじっくり見ちゃうようになりました。「A4のオールカラーで折り本、24ページか……」なんてね。
入場の際にホールズを、退場時には「お歳暮」としてバスソルトをいただきました! この手のイベントでバスソルトをいただくことなんてなかったからびっくり! 寒いから温まってね、ということですかね。お姉ちゃんと一緒に使わせていただきます。
冒頭にも書きましたが、ステージイベントのみならずさまざまな催しが行われたFCイベント、“かいちょー”のいろんな部分が見えてとっても楽しかったです! 「こうしてくれたらいいな」と思うところもありはしましたが、それも「まだまだ楽しく、過ごしやすくなる」伸びしろがあるということ。第2回、第3回とずっと続いていくよう、期待しながら応援していきます。