考え方

自分のものさしを持つために

 今年もパワポケを買いました。僕の中では冬の風物詩で、親友と一緒に買って二人で対戦したりしています。これを買ってからというもの、特に「札侍」というカード形式の野球が面白くて面白くて、寝不足が続いています。本来のサクセスモードも例によって重厚なストーリーが楽しめそうで、期待大です。

 

 さてさて、半年前に感じたことを今更ながら話すのですが、「自分のものさし」について。

 

 

 半年前、当時新発売した「サカつく7」というゲームを買いました。プロサッカークラブを経営、育成するというゲームです。プレイヤーは監督でもあり経営者でもあるので、作業が多岐に渡ります。なので情報を仕入れようと2chのスレをしばらく見ていたのですが……。

 

 「これって面白い?」
 「飽きなさそう?」

 

 という質問の多いこと多いこと。正直びっくりしてしまいました。

 

 当たり前ですが面白く感じるかどうかは人によります。どんなゲーマーにでも、自分が好きなジャンル、合うUIというものがあるでしょう。こんな質問が出てくるということは、このゲームがどういうゲームかをまず自分で調べられていない。そして、自分で自分がどんなゲームを好むのか分かっていないのです。だから、他人のする評価に頼る。

 

 以前どこかで話したかもしれませんが、元来オタクって自分のものさしを持っているはずです。どんなに世間で人気の作品でも、自分に合わなければ面白いとは感じられません。それを分かっていて、なおかつ自分に合わないからといって作品をこけ下ろしたりしない。それが本当のオタクです。絶対評価であるはず。Amazonのランキングがどーだ覇権がどーだとか、つまらないことは言いません。

 

 これはアニメに限った話ではないです。ゲームでも本でも服でもサービスでも食事でも何でも、自分の中のものさしで絶対評価をすることってすごく大事だと思います。自分は何が好きで何が嫌いか、どういったものにどのような評価を下すのか。湧いた感情を己にフィードバックすることで、自分を知ることができます。客観的ってそういうこと。感情をフィードバックさせることです。それを繰り返すことで、いつの間にか心の中にものさしができてきます。何でも測れる、魔法のものさしです。

 

 教育なんて大それたテーマで論ずるつもりはないけれど、小さい頃から「正解でないとダメ」という考えが植えつけられてしまうのかもしれません。テストはそうかもしれないけど、自分の評価、感情はそれ自体が答えです。間違いなんてない。新しいゲームだって、まず自分で調べて買ってプレイしてみましょう。そこで何を思ったか……きちんと心に留めておけば、次からきっともっと自分に合ったジャッジメントができるはずですよ。

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