イベントレポート

曲をシャッフルする意味は、思った以上にたくさんあったー「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル」DAY2

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル」特設サイトより

1曲目の「虹色Passions!」で感じましたが、やっぱり「ラブライブ!」のパフォーマンスってすごい。シリーズを追い続けていると当たり前になっちゃいますけど、あれだけ曲中でずーっとフォーメーションを保ち、歌い続ける。それを何曲も披露する。他作品のキャストさんが「ラブライブ!」のライブを見て「あれは本当にすごい」と感心しきりだったと聞いたことがありますが、久しぶりに虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のステージを見て同じ気持ちになりました。

2日目ということも多分にあると思いますが、今日はみんな歌声がとてもいい感じに出ていて、聞いていて心地良かったです。全員曲では「NEO SKY, NEO MAP!」の傘を使ったパフォーマンスが印象的でした。とてもカラフル&ポップでキュートなステージでしたね。

虹ヶ咲らしい、シリーズ初企画

「校内シャッフルフェスティバル」は、スクスタの機能「メンバーの入れ替え」にフィーチャーしたコンセプトライブ。ソロとして活動する虹ヶ咲のメンバーが、ライバルであり仲間である互いのことをより知るために、楽曲をシャッフルして披露します。

一瞬「あれ、ファンのポジションは?」と思いかねないのですが、このライブのコンセプトの出どころはスクスタ。「あなた」である我々もスクールアイドル同好会の一員なのです。つまり、この“部内のお祭り”を部員として楽しむのが吉というわけですね。

ソロ曲のボーカルシャッフル企画って「ラブライブ!」シリーズ初ですよね? ゲーム内で「この曲をこの子に歌わせるとめっちゃいいな」と思ったことは多々ありますし、ファンなら誰もが夢見た企画のはず。それを最初に実現するというのも、いい意味で積み重ねに縛られない虹ヶ咲らしいことですね。

曲が個々人の魅力を引き出す

いつもとは違う色合いを発揮した10曲から、個人的にヒットした組み合わせを挙げていくと……、

「CHASE!」×中須かすみ

相良茉優さんのポテンシャルが最大限に発揮された組み合わせ。相良さん、2ndライブでは少々不完全燃焼だったかもしれないと勝手に思っていたのですが、「CHASE!」はめちゃくちゃ良かった。練習を積み重ねたのはもちろん、キーもご本人に合っていたように思います。

アニメでは「熱いとかじゃなくって、かすみんはかわいい感じでやりたいんです」と優木せつ菜に訴えていたかすみが、せつ菜の曲を自身の可愛さも交えて歌っていたところが良かったですね。

「めっちゃGolng!」×朝香果林

曲冒頭で「マジで無理」と言う果林を目の当たりにできるというだけで、校内シャッフルフェスティバルの価値があるというものです!(力説)

しかし、この曲の振り付けはサビでずっと飛び跳ねているし、腕も大きく振る振り付けなので、踊りながら歌うのめちゃくちゃ難しいはずなんです。それを苦もなく歌ってしまう久保田未夢さんの凄まじさを改めて思い知りました。

「夢への一歩」×エマ・ヴェルデ

ドストレートなアイドル曲の「夢への一歩」。上原歩夢もそうなんですが、歌ってもまったく嫌らしさが出ないのは、エマの良さですよね。

“本家”大西亜玖璃さんのパフォーマンスは腕がきれいに見えて大好きなんですが、指出毬亜さんも同じ。衣装も相まって腕がとてもきれい。奇しくも二人の長所がこの曲で一致した瞬間でした。

「Evergreen」×近江彼方

私、10人の中では彼方と彼女の衣装が大好きなんですが、「Evergreen」の振り付けがそれと最高にマッチしていましたね……。ぴょんこぴょんこ跳ねるからふわりとしたスカートがよりふわふわして、それに相まっておみ足もよりきれいに映っていました。

曲と彼方の相性が良いのは間違いなく、それでいて曲に飲まれすぎない。曲の良さも彼方の良さも発揮された、バランスの良い組み合わせだったのではないでしょうか。

「眠れる森に行きたいな」×天王寺璃奈

田中ちえ美さんが可愛すぎた、可愛すぎたよ、それしか言えねぇ……。

本家の良さも再確認した時間

こういう企画では、曲の良さに加えて、各メンバーの新しい魅力も曲によってより引き出されたように思います。上述してきたのは、その中でも特にひしひしと感じたポイントです。

それと同時に、「ああ、本家ってやっぱりすごいんだな」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。

ずっと付き合っていた曲だけあって、当然ながら練度は高い。それに、いつもと違う組み合わせで新しい魅力が出たように、本来の組み合わせだからこそ醸し出される魅力もある。メンバーに合わせて作られたから当たり前ではあるんですが、その当たり前を改めて認識できたという点でも、校内シャッフルフェスティバルの意義が感じられました。

おそらく、ご本人たちも似たようなことを覚えたのだろうなと、ライブ最後のコメントを聞いていて感じました。三船栞子役・小泉萌香さんの言葉を借りれば、いつもと違う曲を歌う「刺激」もあれば、いつもその曲を歌っている人への「尊敬」の念も生まれる。本家への褒め言葉が飛び交っていたのが何よりの証左でした。

その中でも、与えられた曲をただ歌うのではなく、皆さん随所にメンバーらしさを盛り込んでいて、自分なりの表現をしようとされていましたよね。それって、彼女たちの中で大きな引き出しになったと思うんです。「(Evergreenを)彼方ちゃんがやっている意味が感じられるように」と鬼頭明里さんもおっしゃっていましたが、自分が演じるメンバーらしさを改めて考えることで、演者とメンバーの距離も縮まったように思います。お互いへのリスペクトが10人のより深い絆を生むと同時に、自分が担当するメンバーらしさにもう一度フォーカスしたことで、20人の相互理解が深まる。単なる“お祭り”では決してなく、ステージに立った10人にとっていろんな収穫があったライブだったのではないでしょうか。

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