イベントレポート

「パ・リーグ×ラブライブ!シリーズ2024」新田恵海さん&飯田里穂さんトークショーレポート

ジャイアンツファンの私なのですが、千葉ロッテマリーンズファンの先輩にお誘いをいただき、「パ・リーグ×ラブライブ!シリーズ2024」の1戦目、千葉ロッテマリーンズ×中日ドラゴンズ@ZOZOマリンスタジアムに行ってきました。

このコラボシリーズでは、各試合に「ラブライブ!」シリーズキャストが登場。2022年実施時にはいなかった蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの面々もいますね。今日の試合はμ’s担当ということで、高坂穂乃果役の新田恵海さん、星空凛役の飯田里穂さんが登場。

ここでは、試合後に行われたトークショーのレポートを書いていきます。現地で撮影できたものはできる限り動画も添えていきますね。

セレモニアルピッチの感想&野球との関わり

この日のお二人は大忙しで、セレモニアルピッチを始め、スタメン発表、選手コールなど出番も多々。さすがコラボシリーズといったところで、ファンとしては嬉しい限りでした。

最も注目を浴びたであろうセレモニアルピッチ(始球式)。新田さんが「本番に弱くて力みました。でもこれで(マリーンズにとって)悪いのが落ちたかな?」と前を向けば、飯田さんは「初めての体験で緊張したけど、昼練、夜練の成果を出せた」と胸を張ります。

そのセレモニアルピッチの前には、マリーンズのスタメン発表も担当。まさに声のお仕事といったところですが、これがマウンド上でアナウンスするという珍しい形態で行われました。当然ながら両者ともに初めての体験です。

「間違えないように必死で、顔大丈夫だったかな? 目がキマってたんじゃないかと」と飯田さんが振り返れば、「不思議な音の響きでした。跳ね返りで声が遅れるので惑わされないようにしました」と新田さんも難度の高さを口にします。ここは実際に立ったことのある人でないと分からないところですね。

2回裏には新田さんが、3回裏には飯田さんが選手コール。選手コールは「1番、ライト、岡大海」ってやつです。先陣を切った新田さんは「みんなの士気を上げたい」という気持ちで臨んだそう。その2回は無得点でしたが、3回裏はマリーンズが先制点を奪取。飯田さんは「自分がアナウンスした回に先制して、わあって喜んでいたら『次読んでください』って言われちゃいました」と笑いながら振り返っていました。

試合は5回裏に藤岡裕大選手の2ランなどでマリーンズがビッグイニングを形成。このホームランの際は二人で手を握り合って喜んだとのこと。お二人がプロ野球をエンジョイしていたことは、いち野球ファンとしても嬉しい限りですね。

そんなお二人、実は野球を観る方たちなんですよね。新田さんが高校野球ファンというのはμ’sファン内では知っている方も多いかと思います。トークショーでもそのお話が出ていて、「高校野球が好きで、オフの日は朝から(TVに)かじりついています」とのこと。高校野球の魅力を問われると、「負けたら終わりの試合で、青春全部をそこにかけていることや、勝ち負けが予想できない面白さがあると思います。自分も経験がありますが、この瞬間にかける強い思いを感じますね」と熱く語っていました。一方で飯田さんも小さい頃からお父さまとプロ野球観戦をすることが多かったそう。地方でお仕事があった際には、そこでプロ野球を観に行ったりもするそうです。

話題はTVアニメや最近のイベントの振り返りに

トークは野球から「ラブライブ!」へと移り、TVアニメおすすめのエピソードを聞かれたお二人。

飯田さんが挙げたのはもちろん(?)2期5話「新しいわたし」。凛が自身の抱えていた悩みから一歩踏み出していく名エピソードですね。「アフレコでも思い入れがある」と飯田さんが話せば、新田さんも「ダビングでメンバーよりひと足先に見させていただいて、凛ちゃんが可愛すぎて号泣でした」と、ファンの気持ちを代弁するかのようにコメントしていました。

そんな新田さんが挙げたのは1期1話「叶え!私たちの夢―」。穂乃果の歌からすべてが始まったエピソードで、「あの始まりの瞬間は『ラブライブ!』だけ」と力説。「そこから(穂乃果が)車を避けたり」とひと笑いを取りつつ、「『ラブライブ!』がこれから始まるワクワク、みんなに届けたい思いが全部詰まっています。そこからメンバーや物語、楽曲の良さを知っていってほしい」と話していました。

野球にぴったりなμ’s曲は?

楽曲、というワードが出たところで、「野球の試合がある日に聞きたい、オススメしたい曲は?」というテーマに。

飯田さんがピックアップしたのは「Mermaid festa vol.1」。この二人ならって感じですよね。実は今日もちょくちょくμ’s楽曲がスタジアムで流されていて、この豆フェス1も含まれていました。一方で新田さんが「定番」と言いながら選んだのは「No brand girls」。野球の応援歌で使っている高校もあるそうですね。

そして、これこそトークショーでは定番とも言える話題ですが、「自身の演じるメンバー以外でなってみたい子は?」という質問。わちゃわちゃしている間に「朝起きて生まれ変わったら誰になりたいか」という話になっていましたが、二人がせーので口にしたのは「絵里ちゃん」。容姿端麗・頭脳明晰で憧れるから、とのことでした。愛されてるね絵里!

トークセッション&オーケストラコンサートの裏話

さて、μ’sはこの冬~春にかけて久々のイベントとしてスペシャルトークセッションとオーケストラコンサートがありました。「ここだから聞ける裏話」ということでお二人が振り返ることに。

まずはトークセッション。μ’sの正式なイベントはファイナルライブ以来でしたが、「みんな(ファン)やメンバーと会ったら久しぶりな感じがしなかった」と新田さん。で、ちょっと衝撃だったんですが、飯田さんが言うには「喋りすぎてコーナーを飛ばした」らしいです。もっと色々やってくれる予定だったんかい!笑

「楽屋のテンションそのままだった」と新田さんが言うと、今日のトークショーの司会の方も「打ち合わせとまったく変わらないテンションです」と感嘆。すかさず飯田さんが「(こういう人が)あと7人います」と重ね、笑いを取っていました。

オーケストラコンサートの方はというと、会場がμ’sの転機となった3rd Liveと同じパシフィコ横浜で、色々と懐かしさを感じていた様子。リハを客席で聞いていたようですが、涙涙でティッシュの箱をメンバー間で回していたそうです。

また、この日はドレスでの出演でしたが、楽屋では「汚さないように机から離れてみかんや梅干しを食べていた」とのこと。みかんや梅干しというのがいかにもμ’sらしいですね。ちなみに司会の方から「よく汚すんですか?」と聞かれると、新田さんが「私が一番衣装を汚すし、セットを壊します」と答えていました。この飾り気のなさが新田さんですね。

μ’sメンバーで打順を組んでみた

トークショーの終盤には、「μ’sメンバーで打順を組んでみた」ということで、お二人が考案した打順を発表。これ、野球とμ’sが好きな人は一度はやりますよね。なんならパワプロで選手作ったり。

ということでオーダーは下記の通り。お二人のコメントも添えておきますね。

1 (遊)星空凛
「足が速くてパンチ力があると言えば」

2 (右)矢澤にこ
「2番か5番か9番」

3 (二)園田海未
「バランス感覚がいい」

4 (投)絢瀬絵里
「マウンドに立つ絵里ちゃんを見たい」
(司会の方が)「μ’sの大谷翔平ですね」

5 (三)高坂穂乃果
「絵里ちゃんの後を繋ぐのは穂乃果。生徒会長になったし、サードで声をだす姿が目に浮かぶ」

6 (捕)東条希
「絵里ちゃんが投げるなら受けるのは希」

7 (中)西木野真姫
「にこまきでうだうだしてほしいw」

8 (一)南ことり
「器用なのでやれちゃいそう」

9 (左)小泉花陽
「凛につなげてほしい」「(守備は)センターの真姫ちゃんががんばる」

このオーダー発表時、一人ずつ選手コールのように読み上げられたのですが、この時に参加していたファンからコール(ライブのコールではなく野球の試合で外野のファンがやっているやつ)が飛んでいました。ライトスタンドか、はたまたそれ以上かというような熱気で、中にいて楽しかったです。

改めて感じる、「ラブライブ!」とμ’sの魅力

さて、トークショーの終わりに改めて「ラブライブ!」とμ’sの魅力について問われたお二人。

新田さんが「限られた時間の中で心を注ぎ込んで、一生懸命に何かに取り組む青春の輝きを、何度も教えてくれる。見つめると青春時代に帰れる作品です。感動と喜びと大好きを届ける作品だし、それを伝えられるように襟を正していきたい」と答えれば、飯田さんは「10年(以上)続いているのはみんなのおかげ。みんなが忘れないで思い続けてくれたから、ライブやイベントができるし、絆の深さを感じます。どれか欠けていてもμ’sになってなかったと思います。見返すと当時の思いや感動が鮮明に出てくる熱さがある作品」と話していました。

作品と同様に熱いコメントで締められたトークショー。最後はファンとの記念の集合写真撮影が行われるとともに、新田さんの「ファイトだよ!」で幕を閉じました。

試合やトークショーはもちろん、コラボシリーズというだけあって試合前後、試合中もキャストの方々の出番が多く、めちゃくちゃ楽しめました。今回ご出演された新田さん、飯田さんが野球そのものに明るかったというのも嬉しかったですね。今日はいちμ’sファン、いち野球ファンとしてZOZOマリンスタジアムにお邪魔しましたが、大満足のコラボゲームでした。他の試合に行かれる予定の方も、ぜひ楽しんできてください!

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