日記

ちょっと良いものを長く使い続けたい

30歳を過ぎて服のテイストを変えたことに始まり、いまだ物欲は底をつきません。といっても、ただ闇雲に欲しがっている(ところもあるのだけれど)わけではなく、それなりに年相応のものを求めるようになりました。そういうのを持つ自分に変わっていくのが楽しくなっちゃったんですね。

この物欲は、年相応のものをかき集めたい気持ちから来ています。シンプルだけどオシャレになれる服や革製品、柔らかいバスタオルを集めるのが、ここ2年続いている。

僕が求めていたのは、物による「大人らしさ」でした。でも、それは決して悪いことじゃない。実際に良いものを手に入れたり、あるいは見たりすることで、今の自分に即したもの、求めている「ちょっと良いもの」がどれなのか、わかってくる。こうして把握した「ちょっと良いもの」をがんばって手に入れて、大事に使う。言わば、行動による「大人らしさ」を目指したいと思い始めたのでしょう。

今は、買ってしばらくも経っていないけど100%活かせなかった服を誰かにあげたり、逆にちょっと良くって、大切に使いたいものを買ったりしている最中です。いつも以上に(いつもながら?)あれこれと出費していて、来年には引っ越すというのにめっちゃ不安です。稼げる会社じゃないし、貯金も全然多くないし……。でも、自分の求める大人らしさを手に入れて、ゆく先々に“飽食”しないための投資だと思って断行しています。

冒頭の画像は、今日買ったしおり。カウレザー製で、使えば使うほど味が出ます。お値段700円なり。しおりなんて普通はせいぜい300円、400円ですし、そも、本を買えば紙のものが付いてきます。でも、数百円プラスして長く使う習慣と楽しさを味わえるなら「ちょっと良いかも」……なんて、思ったりしませんか?

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