日記

歌のレッスンをやめました

 今日が最後のレッスンでした。23の時に習い始め、プロを目指す人たちが多い中で「歌が好き」なだけで続けて7年、気づけば先生の生徒の中でも古参のほうに位置していました。

 きっかけは「カラオケライブ」というオフイベントです。カラオケ好きが集まってステージで歌うイベントで、友達に連れられて登ったステージは、緊張したけどめちゃくちゃ楽しかったんです。イベントの中心メンバーとも仲良くなり、練習会に何度も参加させていただきました。

 当然ながらレベルの高い人たちばかりで、「もっとうまく歌えるようになりたい!」と思って門を叩いたのが、今のボーカルスクールでした。

 よく「意外だ」と言われるのですが、僕はハイトーンがあまり出せない人でした。現在もですが、ミドルの方が得意。それを克服したくてレッスンに通い始めました。今、当時を思い出すと、この7年で本当に高い声が出せるようになったなぁと自分でも感心します。

 ハイトーンが出るようになったあとに待っていた課題は、リズム感でした。僕はどうしても遅く取ってしまうクセがあったのです。でも今日、最後の最後にようやく克服できました。感覚を掴んだのですね。これは本当にうれしいことでした。ちゃんとやり続けていればできるようになるという成功体験は僕にとっての宝物です。やり残したことがなくてよかった。

 フランクに接してくれ、かつ最新のメソッドを惜しみなく与えてくださった先生には本当に感謝しかありません。先生のおかげで歌うことが本当に楽しくなりました。カラオケのみならず、バンド活動までするようになったのですから!

 

 レッスンを辞めるのは、他にお金と時間をかけたいものができたため。もう30歳、いろいろなバランスを考えながら、自分の価値を高めていかなくてはなりません。そのための“FA宣言”です。

 とはいえ、歌が好きなのは変わりませんし、もっともっとうまくなりたい。お金と時間をかけたいことを1年、2年で身に付けたら、また戻ってくるつもりです。その間、たくさん習ったことを自分の身体にもう一度落とし込み、より進化して帰還しようと思っています。

 と、前向きではあるものの、先日のμ’sラストライブの発表、今日の最後のレッスン、そして仕事でも「もっと仲良くなりたかったなぁ」と思う人とのお別れが決まり、そんな巡り合わせなのかなとどうしても寂しさを覚えてしまいます。どうか、みんなの歩む道の先が美しくありますようにと願うばかりです。

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