日記

恩師が亡くなりまして

 ここ数年、仕事を闘病生活が続き、先日何度目かの入院。二度ほどお見舞いに行きましたが、状態は芳しくなく、覚悟しておいた方がいいかもしれないと思っていました。そして今日、ご帰天されました。(ご帰天って普通は使わないですね。クリスチャン用語なんです)

 僕の中学からの恩師です。在学中はもちろん、今の今までお世話になって。お互い野球が大好きで、たまに一緒に球場へ足を運んでいました。アンチ巨人だったけど、長嶋は大好きだったという先生。僕が巨人ファンなので、よくジャイアンツ戦に付き合っていただきました。「退院したら橋本を観に行こう」って約束していたんだけどなぁ。

 去年の9月に、東京ドームでのファイターズ―ホークス戦に一緒に行きました。その日はレジェンズデーといって、両チームが昔のユニフォームを着て試合をする日でした。先生、ホークスの前身の南海ファンなんです。これだ! と思い、また日頃の恩返しということで、ユニフォームやテディベアキーホルダー付きのチケットを買ってプレゼントしました。

 この日、18時に始まった試合が、終わったのは翌日の0時1分。長い長い試合でした。さすがに22時半過ぎに帰ったのですが、今思えばこの最後の野球観戦、野球の神様が長く一緒にいさせてくれたのかなぁなんて思います。勝手な想像ですけどネ。でも本当に、あの時一緒に行けてよかった。少しは恩返しになったかな。

 色々な時に助けていただき、色々な時に励ましてくださいました。うちの家庭がギクシャクした時も、「父親、母親に流れている血とお前に流れている血は半分しか重ならない。でも妹とお前は100%一緒や。妹の面倒は必ず見てやれよ」と言っていたことをはっきりと覚えています。

 別れ際にはいつも「がんばれよ」と言ってくれた先生。今日もその声が聞こえたように思えます。やりたい仕事をがんばっている姿、家庭をもった姿、もっとたくさんの自分を見てほしかった。これからは、空の上から見ていてくれるでしょうか。先生、今まで本当に本当にありがとうございました。天国でも、どうかお元気で。僕はがんばります。

 

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