本の感想

「このSを、見よ!」がおもしろい!

 お試しで1話を読んでから気になっていた「このSを、見よ!」。 昨日1巻を買って、今日一気に5巻まで揃えちゃいました。

 どんな女でも見れば虜にできる、というアザを持つ主人公、鵜守田倫。 彼には4年前から気になっている8つ上の幼なじみがいて……。 というところから物語は始まります。 黒髪ロングで眼鏡、30歳、オクテだけどワルイところもある、 そして「ヒーメンインタクト」である8つ上の幼なじみ・千鶴ちゃんが 可愛くて仕方ないのですが、作品の魅力はキャラだけではないのです。

 

 いかなる女も惚れてしまうアザ=「スティグマ」の仕組み。 それにかかった人間の心理、スティグマを利用する動き。 人間不信に陥っていく倫。 少しずつ明かされる主要人物のバックボーン……。 5巻まで(現在8巻まで出ています)の感想でしかないのですが、 登場人物の心理描写や感情の動きの見えるものが大好き (特に恋愛ものならなおさら)な僕にとってはとっても楽しめるマンガです。 正直最初は、ただのハーレムものだと思っていました……。 香り高いスパイスを一滴だけ入れたような、 ドロドロ系の恋愛マンガを楽しみたい方、ぜひお手に取ってみてください。

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