本の感想

出だしだけが書かれたカバーで本を選ぶ「ほんのまくら」フェア

どうしても行ってみたくて、お姉ちゃんに付き合ってもらって行ってきました! 新宿紀伊國屋書店の「ほんのまくら」フェア

ほんのまくら、つまり出だしだけが書かれたカバーだけで本を選ぶという、全く新しいフェアです。ウキウキしながら行ってきたのですが、本好きの期待に応えてくれるめちゃんこ楽しい企画でした。

表紙を本の外ヅラとするならば、まくらは言うなれば内面の顔でしょうか。国語の時間にいっぱい覚えさせられたのも、そんな役目があるからこそ。ブログでさえ書き出しには苦労するのですから、長い長い小説なんてもっとかもしれません。

そんな内面の顔を前面に持ってきたカバーが並んでいます。いつもの、表紙が並ぶ本棚とは明らかに違う雰囲気。いつもなら手に取らなかったかもしれない本たちが、とても魅力的に見えるのです。「おっ、これは」と思うものから、「なんじゃこりゃー!」というものまで。開けてみなければわからない、そして無性に開けたくなる。書店員さんのセンスにまんまとやられてしまいました。

ちなみに僕が選んだのはこの3冊。

 

いつもと違って、ちょっとダークなイメージの本を選んだように思います。中身がわからない分、深淵を覗きたくなるというような……。そして男性諸氏なら左のまくらに異様に惹かれた僕の気持ちをわかってくれることでしょう!

本だけでなく、周りの方の会話や反応を見たり聞いたりしているのも楽しかったです。カップルがそれぞれ選んでいるときの会話、お年寄りや若い人が品定めしている顔……普段より好みが出る買い方なのかも、なんて思いました。

僕が行ったときは入荷待ちのものも少なからずあったのですが、こんなペーパーも置いてあるので、どんなまくらがあったのか一通り把握することができます。やはり好評だったようで、9月中旬まで開催期間が延びたとのこと。本好きの方はぜひぜひ、足を運んでみてください。きっと楽しめることうけ合いですよ!

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