本の感想

「実際に何度か読み返している」漫画5タイトル

 ちょー今さらながら「何度でも読み返したくなる漫画5選 #5manga」 に参加します。「読み返したくなる」ってのは結局オススメを言い換えてるだけで、名作の多い単なる紹介になってしまう感もあるので、僕が実際に何度か読み返している漫画をピックアップしました。そういう選び方のほうが個人的に好みをより如実に表してくれそうです!

 ではではいってみよ!

 

  • 「こどものじかん」私屋カヲル・アクションコミックス(双葉社)
こどものじかん 1 (アクションコミックス)
こどものじかん 1 (アクションコミックス)

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私屋 カヲル
双葉社

 イメージだったり書かれ方だったりで「ロリコンマンガ」みたいな印象を持たれているのがすっごくもったいない(印象を持っている人がね)漫画。実際は児童心理、子どもと大人・子どもと子ども・大人と大人の関係あるいは親子関係、年齢を問わない人間の成長、トラウマからの脱却、恋愛……などなど、およそ人間に関するあらゆることを網羅しているスゴい漫画です。ギャグも面白いし、読み返すたびに気づきがあります。この間読み返した時は、トラウマに長らく苦しんでいた白井先生が「人間は最初から与えられる」ということに気づくシーンがやっとストンと落ちました。現在11巻まで発売、続刊中。

 

 

  • 「ショートソング」枡野浩一、小手川ゆあ・ジャンプコミックスデラックス(集英社)
ショートソング 1 (ジャンプコミックスデラックス)
ショートソング 1 (ジャンプコミックスデラックス)

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枡野 浩一 小手川 ゆあ
集英社

 枡野浩一さんの同名小説を漫画化。童顔男子大学生・国友くんが美人で片思い相手の舞子先輩に連れられて「歌会」に行き、短歌の世界に足を踏み入れる……というお話です。全2巻と短く、そこまで大きな展開はないのですが、何より「短歌の世界がこんなに面白いとは!」と思わせてくれるいい漫画です。これを読んでから、初めて短歌集を買ってみたり。短歌って「そこに目をつけるのかぁー」って思うものがいっぱいあって楽しいですよ~。
 ちなみに小手川ゆあさんの描く舞子先輩と佐々木さんがすんごい美人で最高です。

 

 

  • 「僕らはみんな河合荘」宮原るり・ヤングキングコミックス(少年画報社)
僕らはみんな河合荘 1巻 (ヤングキングコミックス)
僕らはみんな河合荘 1巻 (ヤングキングコミックス)

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宮原 るり
少年画報社 (2011-05-30)

 これは以前にもレビューしたのでそちらをご覧ください。キャラクターの可愛さと面白さとストーリーのにやにや具合が半端ないって!

 

 

  • 「球場ラヴァーズ」石田敦子・ヤングキングコミックス(少年画報社)
球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)

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石田 敦子
少年画報社 (2010-08-23)

 あるものを返すため、赤い帽子の人を探すために東京ドームにやってきた、いじめに遭っている女子高生・松田実央。訪れたレフトスタンドで熱狂的なカープファンの基町勝子、下仁谷みなみ、そして広島東洋カープと出会い、チームの歴史、選手の人生に魅せられていくと同時に、人間として成長していく姿を描いた、新感覚の野球漫画。
 昔の少女漫画っぽい流れる感じの絵柄、独特のリズムが新鮮。そして何より、読んでいると不思議と球場に行きたくなる! これはこの漫画の力はもちろん、カープという球団の特別な魅力なんじゃないかと思います。カープファンならもちろん、野球ファンなら、野球ファンならずともスポーツファンなら買いです。

 

 

  • 「Daisy!」天太郎・メガストアコミックスシリーズ(コアマガジン)
Daisy! (メガストアコミックスシリーズ No. 196)
Daisy! (メガストアコミックスシリーズ No. 196)

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天太郎
コアマガジン

違う意味で何度も読み返している漫画。おぱい最高や!!

 

 いかがでしたでしょうか。どれも「河合荘」みたいに単独で記事を書きたいくらいオススメの漫画です。というか、1タイトルずつ書いていきますかね~。ホントは5じゃなくて10くらい紹介したいんだけど、それはまた「本の紹介」カテゴリで!

 

 

 こう見てみると、新しい世界を見せてくれるもの、人間関係モノが好きなんだなーと自分でわかります。新しい世界を見せてくれるというのは漫画に限らず、小説、新書、ハウツー、あらゆる本に言えることです。つまり本自体が好きで、なおかつ人間関係、人の心、心理を描いたものというのが、僕の大きな好みなのですね。しかも現代の! 恋愛漫画が蔵書に随分と多いのも、恋愛物は確かに好きなのですが、人間関係と思うと納得がいく……かも。逆にバトル物やファンタジー物などはそういうところに触れないので、ほとんど持ってませんね~。

 

 こうして蔵書を見返してみると、やっぱり本は持ち主をよく表しているなーと実感します。自分の振り返りに、本棚を眺めてみてはいかがでしょう?

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