渡辺曜を救った「やめない」の意味―ラブライブ!サンシャイン!!第11話感想

 聞いた話で恐縮なのですが、女の子には「仲が良いと思っていた子が別の子と仲良くしていると妬いてしまう」現象があるそうです。男性である自分の過去を振り返ってみると、確かに疎外感を覚えることはあっても、嫉妬を抱いたことはほとんどないように思います。女の子特有の心情なのかもしれません。

 渡辺曜は、そんな「普通の女の子」らしさを持つ高校2年生でした。

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高海千歌が最高に愛しているモノ―ラブライブ!サンシャイン!!第10話感想

 「やっと逃げるのを諦めた?」

 小原鞠莉が、頑なにスクールアイドルに復帰しない松浦果南を焚きつけようと口にした言葉です。現実と向き合う気になったかと、強い口調で問うています。

 東京の学校から転校してきた、ピアノが大好きな少女・桜内梨子もまた、この言葉を耳にしました。彼女には、東京でのピアノコンクールで、曲を弾けずにステージを後にしたという苦い過去があります。ピアノから“逃げた”過去です。

 あれからいくつかの月日が流れた今、梨子は何と向き合っているのでしょうか。

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【ネタバレなし】芯の強さと底知れぬ神秘性を感じたステージ―「南條愛乃 ライブツアー “N” 」名古屋公演レポート

 1曲目のイントロが響いた瞬間、ガタッと立ち上がる2人の男性。立ち上がらない大多数の観客。2人の男性は戸惑いながらも立ち続け、結局全員が立ち上がることに。1年前の1stライブとは多少異なる雰囲気が流れるなか、「ああ、いろんな人が来るようになったのかもなぁ」なんて思いながら、僕も立ち上がっていました。

 日本特殊陶業市民会館・フォレストホールで幕を開けた、「南條愛乃 LIVE TOUR 2016 “N”」。約3週間に及ぶライブツアーのスタートです。

 

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小原鞠莉と松浦果南にもう一度訪れた「初めての出会い」―ラブライブ!サンシャイン!!第9話感想

 何かを諦めないということは、他の可能性を捨て去ることでもあります。幾多の可能性を追い求めるということは、何かを中途半端に終わらせてしまう場合があります。どちらが正しい、というものでもありません。人それぞれの生き方なのです。

 自分と生き方が違う人は大勢います。むしろ、まったく同じ人なんて一人もいません。生き方が違っても、価値観が異なっていても、一緒にいたいと思う。9話は、そんな3人の物語でした。

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Aqoursをはじめよう―ラブライブ!サンシャイン!!第8話感想

 目の前で繰り広げられる、圧倒的なパフォーマンス。伸びやかな歌声とハーモニー、そしてよく動くダンス。Saint Snowの楽曲は、自分たちやμ’sとはまったく違うジャンルの音楽ゆえに、余計に衝撃的だったかもしれません。高海千歌たちは、初めて出会う他校のスクールアイドルのクオリティに圧倒されながら、自分たちのステージを始めなければなりませんでした。

 そのSaint Snowでさえ、入賞は果たせなかったのです。

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ばかいぬ

とあるゲーム情報サイトで働いている編集・ライター。野球とサッカー、「ラブライブ!」を愛してやまない、考えることが大好きな人です。最近はモノを減らすことに熱心。

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Booth「ほやほやの今をあそぼう」
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