アニメ1期感想

ラブライブ!第6話「センターは誰だ?」感想

AKBがあれだけ社会的になって、「センター」という言葉もかなり浸透しました。お客さん的には、真ん中にいて、一番人気のあるひと。グループの中では、真ん中にいるからこそ、引っ張るべきひと。そんな意味での「センター」がサブタイトルに入った今回(実際は「リーダーは誰だ?」だったと思いますが)、μ’sのあり方を示した回になった気がします。

μ’sのあり方

生徒会の部活紹介VTR作成企画が発端になった、μ’sのリーダー決定対決。にこ先輩の主導で、歌、ダンス、オーラと勝負を展開していきます。しかし全員高レベルの中で得意不得意があり、すべてにずば抜けている人はいません。そんな時に穂乃果が提案したのが「みんなが歌って、みんながセンター」。

μ’sの発起人であり、メンバー集めに奔走した彼女にとって一番大事なのは、みんなでスクールアイドルを続けることです。誰かが他の人より一段上にいること、それが周りの人からも認められていること、それらはスクールアイドルをやっていく上で重要ではないと考えているのかもしれません。

誰かが能動的に主導し、受動的に主導されるのではない。全員でμ’sを作り上げていくということが、穂乃果の考えるμ’sのあり方なのですね。だから目標に向かって一直線になれるし、リーダーというポジションに固執しない。「だって、みんなでμ’sをやっていくなら一緒でしょ」という言葉に、すべてが詰まっています。

 

このタイミングでこの話

今まで穂乃果たち2年生がメインとなって活動してきて、前回で初めて上級生が入ってきました。人数も増え、学年も1〜3年が揃ったところで、一度再結束する意味合いがあったと思います。3人でやった「START:DASH!」しかなかったところに、7人で作った「これからのSomeday」という作品を追加したこと。7人でのμ’sで、ひとつ結果を残したというのがミソです。

そして、上級生が入ったからといって、上級生が引っ張るわけではないことを語ったのもまた意味があるのではないでしょうか。これから生徒会長、副会長が入ってくるとして、タテ社会の形にはならないというのをここで示しました。そういえば凛が希にほぼタメ語で話していたことも印象的でした。真姫も敬語を使わないです。うちの妹の学校も似たような感じで、女子校でああいうのはよくあるみたいですね。

 

その他色々……そして次回!

相変わらず希が謎めいていて気になる存在です。「うちができるのは、誰かを支えてあげることだけ」と言ってその後をはぐらかす……かなり裏方に徹しようとしますよね。その理由はなんなのか、どこかで語られるのでしょうか。

僕は楠田亜衣奈さんの演技にはずっと違和感を覚えなかった方なのですが、今回かなり上手になられたように感じました。出番も多かったし、練習したのかな……?

「これからのSomeday」、PVめっちゃかわいいですね! アリスモチーフで、学園祭チックで楽しそう。真姫のウィンクも、海未の投げキッスもちゃんとありましたね。CGのキャラをバックに手書きアニメで踊るキャラを乗せたりして、どんどん進化しています。

アニメが始まる前はアイマスみたいに既存曲を劇中歌にするのかなぁと思っていたのですが、どうやら新曲だけでいきそうな様子。考えてみれば今までの曲はμ’s完成後の曲で、アニメはまだμ’sが完成してないですもんね。なんにせよ、新曲が出てくれるのはファンにとって嬉しいことです。

今回、脚本はいつものフラワー大先生でしたが、演出と絵コンテは古田丈司さんでした。新しい方が……覚えなきゃ……! 古田さんのことを調べていたら、ちょうどご本人のTwitterでラブライブ!についてお話されていたので、載せちゃいますね。

そして! そしてそして次回は待ちに待った絵里回(のハズ)だよおおおおおおおおおお!!!
次回予告で「エリーチカ」と言った時のゾクゾクが忘れられません。花陽の持ってきた「大変」なこと、次回予告のカットなどを見るにシリアス回になりそうですが、あああもうどうなることやら……。楽しみで、ドキドキで、早く来週になってほしい! これをアップしたら気を失って、目覚めたら日曜日21時55分になっていないですかね!

希が絵里に見せたタロットは「THE STAR」でした。正位置の星は、将来への希望、明るい兆し。これはμ’sにとっての絵里なのか、絵里にとってのμ’sなのか、絵里自身のことなのか。

ただただ、エリーチカには幸せになってほしいです。

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