版画展にいってきました

 先日、秋葉原をぶらついていた時に、ふと見つけたイラストレーター版画展に入ってみました。 CARNELIANさん、西又葵さん、深崎暮人さん……その作品と値段に驚きながら進んでいくと、 途中でスタッフさんに話しかけられました。 最初は年齢だ出身だどのゲームが好きだと世間話に終始していて、 あーこういうところにずっといるのはお暇なのかなぁと思っていたのですが、 そのスタッフさんがとてもスゴイものを見せてくださったので、今日はそのお話です。

 

☆「版画には三度驚かされます」

「せっかく来ていただいたので、今日は版画のすごさを知っていただこうと思います」 と、おもむろに世間話を止めて話し始めたスタッフさん。

版画には三度驚かされます。まずイラストそのもの。次に価格。 そしてあることをすると、版画が『化ける』んです。 では、お好きな作品をひとつ、選んできてください。

 僕が選んだのは、大好きなカントクさんの作品。 冬の陽の光が差す靴箱の前で、ラブレターを持っている女の子のイラストです。 スタッフさんは僕を椅子に座らせ、その前に版画を立てかけ、 版画の傍らにスポットライトを置きました。 「では、よく見ていてくださいね」 と、スタッフさんが天井を向いていたライトを少しずつ下げ、 版画の上からゆっくりと光を当てていきます。 すると、照らされた版画がみるみるうちに表情を変えていくのです!

 

 スカートの影。蛍光灯の光。床タイルのつや。差し込む陽光。 スポットライトの光が当たるにつれて、色がわぁーっと前に出てくるのです。 言葉はおろか、ビデオで撮ったとしてもこの感覚は伝え切れない。人生で、初めて味わう感覚でした。

 

 

☆版画のスペック高すぎワロタ

 例えば好きなイラストをプリンタで印刷したとしても、せいぜい数百色です。 一方で、版画は1300万色もあるんだそうです。 カントクさんを例に取ると、瞳ひとつで何十色も重ねているのだとか。 で、光を当てると、その隠されていた後ろの色が出てきます。 だから鮮やかに映るんですね。 ちなみに版画の寿命は80年ほど。 20年~30年ほどしかもたない水彩画に比べてずっと長く楽しめます。 保存もしやすく、飾りやすいんですね。

 

 今回、ふら~っと入った版画展でしたが、すごく楽しめました。 ポスターなどのような印刷物では分からない、生のエネルギー、力を感じられました。 何十万円とする価格の本当の価値が分かったような……ただ「高いなー」で終わらなくてよかったと思います。 イラストお好きな方にはぜひ観てほしいです。本当にびっくりします! それにしても、本やゲームなどばかりでなく、版画展も開かれたりするとは、 イラストを描けることってすごく道が広がりそうで、羨ましいなぁ……。

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