カテゴリー: 恋愛

好きって気持ちは、欲望だ。

 ちょっとこのタイトル、アオリ文とかキャッチコピーに使えませんかね! 関係者各位、よろしくお願いいたします。

 

 恋愛をしている時に、人はどうして相手に同じ大きさの感情を求めてしまうんでしょう。「私はこんなに好きなのに、あなたはこれっぽっちしか好きじゃない!」みたいな話、そんな珍しくないと思うのです。「あなた」はそんなことなくて、「私」と同じくらい好きなのかもしれないけれど、残念ながら例え家族といえども、アウトプットしなければ分からないんです。出さなければ伝わらない。

 

 早速話がそれてしまいました……本題は「なぜ同じ感情を求めてしまうのか」です。結論を言うとタイトルのとおり、『欲望』だからだと思うんです。

 

 好きって気持ちはそんな綺麗なものではありません。好きだとすぐに会いたくなる。声を聞きたくなる。メールしてほしくなる。自分を見ていてほしくなる。「ほしくなる」んですね。それは人じゃなくても同じで、好きな物を食べたいし、好きな音楽を聴きたいし、好きなことをやっていたい。「好き」と「欲望」の2つの感情は表裏一体です。

 

 好きって気持ちがどんどん大きくなるとか、思いが募るという状態は、身も蓋もない言い方をすると欲求不満です。だから、同じ大きさのもので満たそうとする。相手の、自分に対する同じ大きさの好きという気持ちで満たそうとするんです。

 

 でもそれは求めたら手に入るものではありません。相手にそういう気持ちがあって、なおかつアウトプットしようって思って実行されなければ、こちらには来ない。たとえ相手をそういうふうに改造しようとしても無理な話です。人は自分で変わろうと思わなければ変わらないですから。

 

 となると自分ひとりで好き=欲望をどうにかしなければならないわけです。欲望をどうにかする、つまり抑えるには、他のことに夢中になるしかないのですよね。欲望の対象を考える暇を自分に与えない、欲望が出てくるスキもないほど、何かに夢中になる。趣味はもちろん、部屋の掃除でも料理でも何でもいいのです。何かしら前に進んでいるという気分になるだけで、欲望は意外と収まるものです。

 

 その、別の何かに夢中になる時間を増やすってのがまた難しいんですけどねー……。

傍にいるための条件

 「ゆびさきミルクティー」作者・宮野ともちかさんの新刊「リカ」を読みました。
 品行方正・成績優秀・スポーツ万能なパーフェクトお兄ちゃん(でもムッツリスケベ)を演じる兄・和哉と、そんな兄に尊敬の念と劣等感がないまぜになった感情を持つ天真爛漫な妹・リカの近親恋愛。

 

  オビの文句は「あたしはお兄ちゃんに絶対服従を誓います」で、これは作中でもリカが和哉に向かって放つセリフです。しかし同時にリカは、自分が和哉に勝てるものは何かないのかと懸命になって探すのです。

 

 このふたつの要素が、すごく恋愛してるなぁって思わせるのです。

 

 好きになった相手のことは基本、肯定。でもそれだけじゃ傍にはいられない。何か勝てるもの、相手が自分を認めてくれる部分、頼られる部分がほしい。テンプレ的な例ですが、男が「何か相談にのるよ」って言うのもそうだし、女の子が料理を作ってあげるのもそうです。「喜んでほしい」のと「喜ばれたい」は別物ですが、非常に似ている感情です。先日Twitterで流行った右と左の女性じゃありませんが、いわゆる守ってあげたくなる娘がモテるのも、男が介入できる部分があるからなんですよね。

 

 付き合って何年も経つならいざしらず、付き合うことになった直後とか、片思い中には、この感情は必ず出てくるものです。もちろんそれは悪いことじゃない。むしろ、自分が成長するエネルギーに変わるように思うのです。恋愛に限らず、そうやって人は「ふさわしい人」になっていくのですね。

 

 

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リカ 1 (ジェッツコミックス)
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宮野ともちか
白泉社 (2012-08-24)

理由のないもののほうが強い

 お付き合いしている人に「相手のどこが好きなの?」とたずねる、あるいはたずねられるシチュエーションがあります。カップルの数だけ様々な答があると思いますが、僕はそれを訊かれると「よくわからない」のです。

 

 寂しいやっちゃなーと思われるかもしれませんが、それでいいと思っています。好きって感情は、理由がない方が強いって考えているのです。

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