リトルバスターズ!第20話「恋わずらいをいやせ」感想 または鈴が学んだ人間関係

litbus20

 

 

 本放送はすでにクドルートに入ってシリアス満点だというのに、感想がいまだにここ止まりで焦っております。本編の展開を考えると非常に今更感がありますが、追いつくためにはひとつずつ書いていかなければ……!

 

 今回もルート間恒例の息抜き回でした。息抜き回=鈴の番なのですが、20話は鈴の番は鈴の番でも、今までとは違った意味合いを感じました。

 

徐々に外部へと関わっていく鈴

 鈴の登板……もとい、当番回は、極度の人見知りである彼女がどうやって理樹たち幼なじみ以外の人と打ち解けていくか、というテーマが根底にあります。

 

 現在、彼女が幼なじみという輪から抜け出して一番最初に出会う人物は、リトルバスターズの面々です。ここはちゃんと段階を踏んでいて、今までの鈴回では学食の救済・納涼大会・お泊まり会と、リトルバスターズ内のイベントを通し、リトルバスターズの中で鈴は人付き合いを学んできました。

 

 そして今回、初めてリトルバスターズの輪の外に出て、相川くんという外部の人間とやり取りをします。相川くんは友だちでもない単なるクラスメイトで、彼と関わりをもつということは、鈴にとってかなり革新的なことです。鈴は確実に次のステップに進んでいるというわけですね。

 

 

鈴が学んだ「距離感」

 革新的と書きはしたものの、意外にも鈴はあっさり相川くんと言葉を交わします。それどこかかなり上から目線な態度。人見知りもどこへやら……「謎を解く」という目標があるせいか、はたまた猫のせいか、謎の人物からの司令には強気な鈴です。
 しかし今回はその強気が裏目に出て、相川くんを一度失恋させてしまいます。

 

 ここで鈴は、人間関係は力づくでいってもいけないのだと気づきます。

 

 もちろん気づいたことを本人はまったく認識していないと思いますが、他人に言い寄られると引くが自分からはガンガンいくといういかにも猫気質な鈴が、ちょっと引くんですね。相川くんにも謝り、笹瀬川佐々美にも謝り、きちんと事情を話して、償い……というと大げさですが、せめてものということでメールアドレスを持ち帰ってくる。

 

 いっつも人付き合いはゼロか100かだった鈴が、間の距離を体感的に知ったお話だったと思います。いわゆる「距離感」というやつです。相川くんはちょっと気の毒だったかもしれないけど、結果的にアドレスをゲットできたということで! 一人ではそれすらできなかったかもしれませんしね。

 

 鈴の成長は本当にちょっとずつで、残る尺でどこまで描くのか気になるところではあります。でも、無理せずゆっくり成長してくれよという親心?も覚えてしまいますね。

 

 そうそう、鈴についてずっと書きましたが、不意打ちを食らいながらあっさりいなした謙吾が、どこか楽しそうだったのも印象的でした。

 

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